監督:本木克英
原作:万城目学
出演:山田孝之、栗山千明
式神を使って対抗試合を行うという変った「スポーツ」を舞台にした青春ラブコメディ。
いや実に面白い。とにかく設定が異色でしかもそれがいかにも本物らしくて実際に自分も参加しているような気分になる。ありそうでなさそうでありそうな等身大なところが感情移入し易く楽しい。
導入は普通の大学新入生の生活そのものを再現しているのでそれが実になつかしく楽しい。謎のサークル「青龍会」の正体がわからない時点ではその大学生活プラス怪しさの両立が必要だが、荒川良々が笑顔で「普通」と言うほどに怪しさが増す。荒川良々のキャラクターは実にすばらしい。そのキャラクターのおかげで大した謎を出さないまま、怪しさだけを醸し出すことに成功している。
そのおかげでかなりサークル内の人間関係の設定を描くことに時間を割くことができ、後半の争いにスムーズにつながっている。「四条河原町の会」「鬼語」と徐々に怪しさは増し「吉田代替わりの儀」で爆発。以後、式神使いの面白さで引っ張っていく。
鬼語のばかばかしさと、鬼の愛嬌あるキャラクター設定のおかげで物語がリアルになりすぎないでいられる。京都の大学生活の生々しさと、嘘っぽさがうまくマッチしていると思う。
ただし、最後の17条ホルモーは後半ぐだぐだになりどっちが優勢とか劣勢とかがめちゃくちゃになり盛り上がりに欠けた。凡ちゃんの戦法もどうかと思うし、結末もなんだかすっきりしない。最大の盛り上がりであるクライマックスがなんともしまりのないものになってしまったのは大減点。
なお評者は京都の大学出身なので感情移入度がもしかしたら普通の人よりも強く、評価が甘くなっているかもしれない。その場合にはあしからず。ちなみに出身大学には伝統ある「××会」などという怪しいサークルはなかったはず、多分。
公式サイト:
http://www.horumo.jp/
関連サイト:
http://eiga.com/movie/53534
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id332566/
http://www.eigaseikatu.com/title/25350/
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/21164/
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=9025
http://cinematoday.jp/movie/T0006107
原作本
オリジナルサウンドトラック
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