2015年06月03日

チャッピー

☆☆☆☆☆



自分で考え、成長しそして感情を持つ人工知能を持つロボットの話。

まったくステレオタイプでなく、他にない舞台、他にない登場人物、他にないテーマとストーリー。とにかく上演時間中ずっと目が離せない。

チャッピーの動きが素晴らしい。まさに人間そのものでその時その時の成長段間に合わせて表情がある。

チャッピーを作ったのはロボット工学の権威で技術者なのだが、チャッピーを名付け育てるのは街のギャング。そこの思惑の違いでチャッピーの成長がかえって感情の起伏がはっきりでてとても面白い。

そして生まれたばかりでおびえ何もわからないチャッピーを赤ん坊として認識するギャングの女。女性の母性がこんなにもミスマッチな状況でしかもとてもリアリティをもって見られる。研究室の温室ではなく、リアルな街の底辺の中で現実世界を認識しながらも「悪いことをしてはいけない」という倫理観を持ち続ける純粋さ。そして純粋な彼を利用することすらできる現実。なんてリアルで生々しいそして普遍的な現実だろう。

SF的設定でいえば、しょせん人工知能は機械でしかない。だから人間が直接操作するほうが確実で安全。そういう結論になるのが当然なんだ。だが、ここでは人間が直接操作する方が暖かみがあって人間的なんだけど、同時に人間的とはすなわちそれを使う人間の心に左右されると言うこと。人間が常に善なわけではない。操作する人間の心が濁っていれば、ロボットの行動にそれは反映されてしまう。

ラストはやや長く余分なんじゃないかと思えたんだけど、人間とは何かという問題定期として必要なのだろう。

とにかく色々なテーマが大量に組み込まれた作品でどういう視点で見るかで作品の楽しみ方が様々に存在しそうで、何回でも見ても面白いのではないかと思う。DVDが欲しい映画。

http://www.chappie-movie.jp/
監督:ニール・ブロムカンプ
出演:シャルト・コプリー(チャッピー)、デブ・パテル(ディオン・ウィルソン)、ニンジャ(ニンジャ)、ヨーランディ・ビッサー(ヨーランディ)、ホセ・パブロ・カンティージョ(アメリカ)、ヒュー・ジャックマン(ヴィンセント・ムーア)、シガニー・ウィーバー(ミシェル・ブラッドリー)、ブランドン・オーレ(ヒッポ)







posted by jmovie at 17:38 | TrackBack(1) | 洋画・アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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チャッピーよ、頑張れ!
Excerpt: 6日のことですが、映画「チャッピー」を鑑賞しました。 2016年 南アフリカ。ディオンは世界初 自身で考え 成長するロボット チャッピーを開発するがストリートギャングにチャッピーごと誘拐されてしまう..
Weblog: 笑う社会人の生活
Tracked: 2015-06-16 08:49
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