2016年02月13日

俳優 亀岡拓次


☆☆☆ーー



俳優 安田顕の色々な役が見られてお得。そしてちょっと不幸せそうな麻生久美子と結ばれて欲しいなあという大人の恋の微妙な感じを楽しむのも乙。

主人公の亀岡拓次は脇役としてそこそこキャリアのある役者。だがそれは役名がついていない程度の役だったり、登場してすぐ死ぬような端役が多い。でもすっかりなじんでいて、主役を張れないことに引け目を感じたり、妙な野心もない。脇役人生ながら充実感すら感じる。仕事士な男。

彼が静かに酒を飲んで静かに一日を終えたり、役者仲間と酒におぼれる姿はちょっと好感が持てる。彼の口癖とも言える「寂しいなあ」は、しみじみしている。が、共感できると思っていた仲間が実は既婚者だったと知ったときに、突如結婚したくなりそんなタイプでもなく情熱的に行動するのは人間的な親しさを感じる。
続きを読む
posted by jmovie at 20:54 | TrackBack(0) | 邦画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月29日

イニシエーション・ラブ

☆☆☆☆ー

かなり面白かった。でもパロディ映画として見たら大いに笑えるというのが一番。

予告編は最後にすごい「謎」が隠されていてそれがいかにも怖い感じというのを強く印象づける作りになっているが、本当のところその謎は大したことではなくことさらとりあえげるほどはないもの。

むしろ、映画全体が80年代恋愛ドラマのパロディになっているのが随所に笑えて楽しかった。タイミングよく流れる当時のヒットソング、ブラウン管テレビや黒電話、カード式公衆電話にカセットテープや足裏健康グッズなど懐かしい品々が登場し、ファッションやヘアスタイルなどもそのまんまだし、カップルの行動まで当時を再現していて実におかしい。主演女優のリアリティのない話しっぷりや、極度なアップなどPOVっぽい奇抜なカメラアングルも笑いを誘う。

続きを読む
posted by jmovie at 02:44 | TrackBack(0) | 邦画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月16日

トリック劇場版 ラストステージ[2014]

☆☆☆ーー

人気テレビドラマの映画化シリーズ第4作。天才美人マジシャンの山田奈緒子と天才物理学者の上田次郎が主人公で各地のインチキ霊能力者による詐欺を暴いて行く。今回は初の海外。資源開発のために立ち退きを迫られた原住民は呪術師による呪いで開発業者を殺害し、上田教授らはそのトリックを暴くため現地に訪れた。

冒頭の奇術シーンなどのフォーマットなどややコレまでと違う部分もあるが、ほぼほぼ従来通りのストーリー、ギャグなど踏襲。前作までを見て来た人は前作まで同様に楽しめるはず。だが初見に人には説明不足な部分も多数あり。

直前放送のテレビの新作スペシャル3やスピンオフの警部補矢部謙三に関連するものも出て来ているが本筋には関係ないので見ていたら楽しみがその分多いという程度。

最後、山田が命を賭けて行う事や上田と山田の別れなど感動的な展開もある。特にエピローグ的部分の展開はこれまでのパターンとは違い泣きそうになるかも。

なお、細かな画面上のギャグはとても追いきれないので引き続きDVDなどで確認する必要あり。

続きを読む
posted by jmovie at 01:29 | TrackBack(0) | 邦画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月30日

みなさん、さようなら

☆☆☆☆☆

ほのぼのとしたユーモアあふれる小品としてはじまるが、団地の衰退とともに切ない人生の悲哀を描いた作品となる。だがうら悲しいだけではおわらなかった。最後には社会問題をあつかった涙ぐむとてもつらい映画となっていく。

それでも悲惨でツライ人生を明るく前向きに生きようとする青年の姿は清々しい。人生の荒波に耐えきれないでいる少年たちが、そこから逃げて引きこもる形ではあるが、それでも生きていくことを決める強さはひとつの道。主人公を支える家族や友人たち暖かさもうれしい。

主人公は中学生になったときから団地の中だけで生きていくことを決める。高度成長期の巨大団地はそれを可能にするほど中になんでもある存在だった。中学には通わず、規則正しい日課をこなす。中学卒業年には団地内で就職、恋もし友達との交流もある。が、次第に団地は廃れて人々は櫛の歯が抜けるように転居していく。団地内の商店は次々と閉鎖していく。住民は減り、建物は荒れ、住民もファミリー層から変質していく。

中盤になって、ただ「一生をすごせる団地」というスローガンをなぞっただけではない深刻な理由が提示される。そこからそのことが徐々に中心になっていく。少年の規則正しい生活の理由もそこにあった。とぼけた少年の暮らしぶりを描くだけでなく、その理由に立ち向かえる強さを身につけられるのか。

後半、婚約者が「団地の外に行きたい」と時からはじまる流れは主人公の心の優しさも、周囲の暖かさも感じながらも、それだけでは生きていけない重苦しさに心臓が押しつぶされそうになった。

続きを読む
posted by jmovie at 22:25 | TrackBack(0) | 邦画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月01日

カラスの親指

☆☆☆☆☆

ヒロイン役の石原さとみがめっちゃかわいくてビックリした。ティーンエイジャー役なんだけどまったく違和感なくショートカットで自由かつ純真な少女を演じ、天真爛漫なお姉さん役の女性とともに若い新人なのにすごい好演だと感心していた。実際、他の石原さとみとは役柄が違うのでそうだとは気がつかずエンドタイトルで初めて彼女だとわかった位。

疑似家族の幸せなひと時とそれが失われるときのはかない悲しさ。特に、「なくなった娘」への思いを持ちながら、子供たちと接する視線は温かく優しい気持ちを感じる。

詐欺の展開も計画段階と順調にその計画が実現する段階、そして予想外の出来事で計画からはずれたときの対応など、基本のストーリー展開もしっかりしている。

二度観たら、別の視点で眺めることができ、伏線なども確認しながらさらに楽しめるような気がする。

続きを読む
posted by jmovie at 23:36 | TrackBack(0) | 邦画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村