2018年02月07日

『不能犯』

主要登場人物の誰もが魅力的でそれぞれに存在感がある。脇役ですら人を殺したいという強い気持ちが表れた演技で各々物語を感じる。が、ラストは何も解決していないのでは?と尻切れトンボで不満。殺したい不純な動機というのも意味不明それならあの人の気持ちこそ不純だろうに……。

主人公所属署の管内の狭い範囲で事件が連続して起こっているのも不自然。公園の電話ボックスで依頼するからそこを中心に起こるのはわかるが、もう少しそんつながりに意味を含められばよかった。誰かから誰かに噂が伝わったとはっきり見えるのは1例だけ。その程度のつながりで十分リアリティが出たのに手抜きとしか言いようがない。
posted by jmovie at 18:04| 邦画・アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月05日

『ザ・リング/リバース』

主人公の女性がミステリーを解いていく部分が第1作同様の面白さがある。全て効率良く正解ばかりで、周囲の行動も都合よすぎる。決まり切った台本を見せられているだけのつまらなさ。怖さもない。真相の衝撃もない。大学教授による実験という部分に新規性がある。

VHSテープから、動画ファイルになってコピーも容易になっている。その状況の説明が薄く基本的に前作以前のお約束を知っている前提。
posted by jmovie at 22:21| 洋画・ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月31日

『ライオンは今夜死ぬ』

死との出会いに備える老俳優、自分たちで映画を撮影しようとする少年たちの生き生きとした様子。腕白で口の悪い村の子供たちも、本当は優しい。老人をいたわりながら付き合っているし、素直に話も聞く。難しいことは考えず映画作りを楽しむ素朴さを見習いたい。

若い頃、別れてしまい後悔にかられて会いに来た女性が死んでいて、その幽霊とかつでできなかった二人だけの暮らしを再現するのは、男の身勝手にも見える。死に囚われずにそれを生への活力に変えるのは、生きている者の特権だろうか。父を亡くした少年も父の幽霊と会えれば、父の死を乗り越えて生きていけるのではないだろうか。
ラベル: 俳優 フランス
posted by jmovie at 00:18| 洋画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月30日

『ダークタワー』

剣と魔法ならぬ銃と魔法ってのがいい。人々から尊敬されるガンスリンガーも最後の一人となってしまい悪い魔導師に世界が支配される寸前。ガンスリンガーも主人公の少年も父を亡くしたトラウマを持つ。異世界に行き戸惑う少年と現代NYに来て戸惑う異世界人という定番も上手く処理。
posted by jmovie at 23:50| 洋画・アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月29日

『ヒトラーに屈しなかった国王』

国民を戦争に巻き込まないため降伏を選んだ兄王のデンマーク。一方、弟王のノルウェーでは最後の決断は王の独裁によるのではなく国民の代表である政府を支持するというもの。民主主義的な信念を貫いた王の物語。

最初は立憲君主の国王らしく何もしない、もしかしたら何もできないただ単なる置物国王のようにも見える。孫の遊び相手が一番の仕事くらいの描き方。後継たる王子は国民のため強いリーダーシップを取り積極的に先頭に立つべきと憤る。そして主戦派の王子対和平のため対話を重視する国王の対立へ。

だが交渉による和平=武器を突きつけて脅しながら交渉するヒトラーのいいなりになるということ。和平で戦争の犠牲者はなくせるが、国の主権は失われドイツの戦争遂行の資源供給源となることを意味する。国民の命を重視するか、国としての独立を守るかの決断をせまられる。

国王の価値観はその二元論に基づいていなかったというのがどんでん返しだ。国民に選ばれた国王という誇りと、常に祖国のために行動するという。ずっとそれが理解できず父王を木偶の坊と思っていた王子もようやく理解する。和平を目指すドイツ公使の暴力に対する無力感もなど教訓的な映画だった。
posted by jmovie at 18:06| 洋画・歴史/戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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