2016年02月15日

さらば あぶない刑事

☆☆ーーー



30年前のテレビシリーズ。劇場版映画としても7作目になる人気ドラマシリーズ。

銃撃戦、カーアクションなど派手なアクションが見ものの刑事ドラマ。タカ&ユージの軽妙お気楽お色気ギャグコンビのキャスティングが人気の中心。

そんな二人が定年を数日後に控えて因縁の暴力団組織を壊滅させるべく最後の奮闘をする。お馴染みの刑事仲間も登場して懐かしさを満喫できる。敵は吉川晃司演じる新興犯罪シンジケート幹部。彼は表では貿易商の顔を持ち、上流階級のしゃれたスタイルをしながら自ら格闘技をこなすオールマイティの犯罪者。タカの若いフィアンセも交えて派手なドンパチで目をはなすスキもない。

事件の扱いがかなり雑で整合性を感じないのは昭和のドラマそのままなということで、見逃すにしても、基本的に何にも考えなくてもドンパチ格闘技で戦いを楽しめばいいだけの作品なんだが、どうしても老いが目立ってしまう。それがちょっと見苦しい。ユージvsガルシア、タカvsガルシアのそれぞれのアクションも、ガルシアのアクションは切れがあってすごいのだけど、なんとなくバランスが取れていないようで物足りない。
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2016年02月13日

俳優 亀岡拓次


☆☆☆ーー



俳優 安田顕の色々な役が見られてお得。そしてちょっと不幸せそうな麻生久美子と結ばれて欲しいなあという大人の恋の微妙な感じを楽しむのも乙。

主人公の亀岡拓次は脇役としてそこそこキャリアのある役者。だがそれは役名がついていない程度の役だったり、登場してすぐ死ぬような端役が多い。でもすっかりなじんでいて、主役を張れないことに引け目を感じたり、妙な野心もない。脇役人生ながら充実感すら感じる。仕事士な男。

彼が静かに酒を飲んで静かに一日を終えたり、役者仲間と酒におぼれる姿はちょっと好感が持てる。彼の口癖とも言える「寂しいなあ」は、しみじみしている。が、共感できると思っていた仲間が実は既婚者だったと知ったときに、突如結婚したくなりそんなタイプでもなく情熱的に行動するのは人間的な親しさを感じる。
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posted by jmovie at 20:54 | TrackBack(0) | 邦画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月12日

白鯨との闘い


☆☆☆ーー



捕鯨船の中で繰り広げられる男達の権力闘争。クジラとの戦いというより、人間同士の争いが描かれ、最終的にそれがちっぽけなもので自然(クジラ)との関係で見れば大した物でなかったことがわかる。

でも見所は捕鯨のシーン。素手で繰り出す鑓一つを武器に巨大なクジラと戦うシーンは迫力がある。だからこそ、そのピークが中盤で訪れあとは終盤に行くにしたがって地味な場面になってしまうので盛り上がりに欠けてしまう。

さらに船乗りにまつわる色々な生活感が描かれているのがよかった。大洋上の船という常に生命の危機にさらされる現場では、現場の実際的能力が重視されるかに思えたが、港町での家柄が重視され士官と船乗りの身分差がある部分。一瞬で生死を分ける判断力がいる場面。クジラを仕留めた証のピンにステータスを感じて憧れる場面。遠洋にあっても出資者を気に掛けずにいられないこと。そして船長として一国一城の主になることのなによりも重要な点。

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posted by jmovie at 22:35 | TrackBack(0) | 洋画・アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月11日

エージェント・ウルトラ

☆☆ーーー



情緒的なシーンが多くテンポがわるい。薬中でコンビニ店員のダメ男が主人公だけど、ポップにとんだ感じではなくて真面目に出来が悪い。でも真摯に生きている感じで"ダメ"っぷりと超人的な活躍の落差を楽しむこともない。戦いっぷりがかなり泥臭く、ウルトラの美技で驚かせる場面はほぼ予告編で出尽くしている。

つまり予告編最強な映画。

敵=CIAが強ければいいけど、事務職のボスが組織を把握できずただやられるだけで敵も強くない。主人公もそんなに強くないし、相手も強くないとなれば面白くなるわけがない。

アイディアはよかったが、実装がわかっていない。

結局、能力はないけど人間的に魅力的な人物に人生を棒に振って愛を捧げたラブロマンスなのに、エージェント部分を強調したためにターゲットと違う層にアピールしてしまった失敗作。馬鹿だけどオバカではないのはまったくの期待外れ。

もっと純愛路線で攻めればよかったかもしれない。


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posted by jmovie at 19:51 | TrackBack(0) | 洋画・アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月10日

オデッセイ

☆☆☆☆ー



方程式物。火星に一人取り残された宇宙飛行士が限られた資源を使って、救出までの期間を生き残る手段を考える。ひとつひとつ科学的知識と根気とひらめきによって解決していく。が、気象変動やアクシデントなどで新たな問題が発生し、さらに解決を迫られる。絶対的孤独感と絶望的状況のなか錯乱しそうになるが、淡々と仕事をこなし生き続ける。

主人公のざっくばらんで、くよくよと拘泥しない性格のおかげで明るく見られる。一方地球でも女性・中国系・インド系・アフリカ系など様々な人種の人々あるいは国を超えた全人類こぞっての協力で困難に立ち向かい救出に全精力を注ぐ。

努力と協力により生還。ディズニー映画のような展開。

だが、どこにも悪人になる人はいない。これだけの時間の中でその展開は無理かもしれないがみんながみんな協力的で仲良しだけの世界は非現実的で面白みにもかける。ただ時間と物理的現象のみが敵。

絶望的状況に闘うのを止めたら、そこには死しかまっていない。どんな困難にも立ち向かっていったその姿勢と科学的工夫の数々は素晴らしい。
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posted by jmovie at 23:45 | TrackBack(1) | 洋画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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