2016年02月07日

ヘリオス 赤い諜報戦


☆☆☆ーー



韓国軍から奪われた核兵器が香港でテロリストに売られるという情報を入手して韓国と香港警察が合同して捜査することになる。

香港を舞台に香港警察、韓国軍、本土政府、テロリストなどが入り乱れて核兵器を奪い合う。激しいアクションと同時に組織間の確執など政治戦もあり息つく暇がない。アクションシーン以外でも緊迫感のある場面が続く。くだらない過去の思い出話とか恋愛話などがないのがよい。最初から最後まで張り詰めたアクション映画らしいアクション映画。

香港舞台だがカンフーアクションのような軽快なスタイルの格闘技ではなく、重い蹴りや車などへの激しい激突などリアルなアクションの連続で本当に痛そう。カーアクション、ガンファイトも一撃一撃が壮絶。

ただテロリスト側の関係が複雑で誰が誰の命令で動き、誰が仲間で信頼関係があるのかわからない。だから終盤のどんでん返しもたいして驚きではない。むしろそのネタばらしをするための伏線がありふれていすぎて、初めからわかっているのだがそれがどこに効いているかわからないほど。

ただ主役と思っていた人物がそうではなかったので意外性があり衝撃だった。中国が製作国だったのね。だからなんか中国が悪役っぽく描かれていなかったのか。

日本もちょっとだけ登場。
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posted by jmovie at 19:48 | TrackBack(0) | アジア・アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月30日

『クリムゾン・ピーク』


☆☆☆ーー



ゴチックホラーと思ったが、幽霊はメタファーで実は恋愛映画だった。それも歪んだ愛のおどろおどろしい発露。少女時に亡くした母の幽霊にクリムゾンピークに気をつけろと警告されていた主人公女性。英国貴族の館へ嫁ぐ。そこで恐ろしいことが行われていた。

主人公は金髪、19世紀のお嬢様ドレスをまとった深窓の令嬢。花婿は英国準男爵、色白で病弱そうな痩身。美人だが冷たそうな姉。貧乏貴族故荒れ果てた所領と寂れた館とわずかばかりの使用人がいるだけ、その値は泥炭の埋まった赤土の大地。雪が積もるとその雪に泥土の色がしみこみ真っ赤に染まる。人々からクリムゾンピークと呼ばれる地だった。

リアルで生々しい描写の幽霊は最初から随所に出てくるのだが、それらはほとんど何もおこさない。その一方なんだがステレオタイプな始まり型をした恋愛ドラマがあっという間に進展。米国資産家の娘は男と結婚して英国へ旅立つ。が、そこで猟奇的な事件が起こる。

その後も幽霊ものとして見ると、生々しい幽霊が登場するがこれと行った進展がなくまどろっこしいが、男の正体が徐々に現れ館での恐怖の体験が露見してくる。

この幽霊屋敷とでもいうべく館の時代がかったおどろおどろしさが魅力の作品。
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posted by jmovie at 21:00 | TrackBack(0) | 洋画・ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月28日

メモリーズ 追憶の剣

☆☆☆ーー



血の呪縛から逃れられない。近親者の愛憎劇以上の感動ドラマを韓国映画界は未だ見つけられていない。そして女の妄執の恐ろしさ。恨みは愛情を超える壮絶さ。美しい映像や構図などで感動を盛り上げる出来は素晴らしい。でもスロー多用しすぎ。

また血縁ドラマかよといううんざり感がジャマをして感動できない。
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posted by jmovie at 22:58 | TrackBack(0) | アジア・歴史/戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パディントン

☆☆☆☆☆



ぬいぐるみでの実写化で成功した例はあるが、リアルな熊で実写化するのは正直厳しいと思った。むしろ表情豊かになってかわいさが増している。

住む家を失いロンドンに出てきた人語をしゃべるクマが辛い日々を過ごす悲しい物語だが、巻き起こすトラブルが実におかしく笑い声の絶えない楽しい上映だった。

パディントンが人の優しさを信じて純粋に接しようとするが、うまくいかない様子は悲しくなる。が、そのことでも前向きな気持ちを忘れず進み続けるけなげさに励まされる。そしておっちゃこちょいで巻き起こし、こども達と暴れ回る様に大笑い。
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posted by jmovie at 12:18 | TrackBack(0) | 洋画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月21日

2015年度日本インターネット映画大賞日本映画部門ブログ投票

【作品賞】(3本以上10本まで)
  「駆込み女と駆出し男」    10点
  「エイプリルフールズ」    8点
  「予告犯」    7点
  「シネマ歌舞伎 二人藤娘/日本振袖始」    3点
  「寄生獣 完結編」    2点
【コメント】

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【監督賞】              作品名
   [中村義洋] (「予告犯」)
【コメント】
巧妙なトリックスターの犯罪者集団ながら観客の好意を獲得する情緒的描写。一方それを追いかける捜査陣にも正当性を与え色々な見方ができる作品に仕上げている。緊迫感のある追いかけっこで、飽きさせることなく最後まで引っ張ってくれた。

【主演男優賞】
   [大泉洋] (「駆込み女と駆出し男」)
【コメント】
きまじめだがちょっととぼけた戯作者志望の医師見習いというふわふわしたつかみ所のない人物を好演。二枚目でも三枚目でもない個性的で魅力的な人物を演じる俳優としてなくてはならない。

【主演女優賞】
   [戸田恵梨香] (「エイプリルフールズ」)
【コメント】
気がついたら作品賞にあげた5本中3本に主要キャストとして出演していた。単に美人と言うだけでなく、ここ数年は演技の幅が広がっている印象。本作も引きこもりで偏愛の個性的な人物を演じながらコミカルな面も見せている。ともすれば不快感を与えがちな異常人格者も魅力的にみせるのはならでは。

【助演男優賞】
   [阿部サダヲ] (「寄生獣 完結編」)
【コメント】
声だけの出演で、しかも実在しない生物の役。なのに生き生きとその生物がほんとうにそこに存在しているように演じていた。というか本当に存在していて欲しい。めっちゃ冷酷で恐ろしい生物なのに実に愛らしい存在。

【助演女優賞】
   [戸田恵梨香] (「駆込み女と駆出し男」)
【コメント】
朴訥で頑迷。辛い人生を辛抱強く生きてきたがそれでもおずおずと幸せになろうとする女性を実在感を持って演じた。本当になんでもできる役者さんだ。

【ニューフェイスブレイク賞】
【音楽賞】
【私が選ぶ○×賞】
   棄権

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posted by jmovie at 19:11 | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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